<Header>
<Author: 劉方平>
<Title: 春怨>
<Format: 七言絕句>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文有假名>
<style2: 日本現代譯文附假名標注>
<TranslatedTitle: 春怨>
<BookPage: 280>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
紗窗日落漸黃昏，
金屋無人見淚痕。
寂寞空庭春欲晚，
梨花滿地不開門。
<End Poem>
<Translation>
薄絹（うすきぬ）のとばりの窓辺（まどべ）に夕日（ゆうひ）が沈（しず）んで、しだいに夕暮（ゆうぐ）れとなり、黄金作（おうごんつく）りの家（いえ）に訪（おとず）れる男（おとこ）はなくて、女（おんな）は涙（なみだ）の流（なが）れたあとを見（み）せている。

ひっそりと静（しず）まりかえって、だれもいない庭（なわ）に、春（はる）も終（お）わろうとしており、梨（なし）の花（はな）が地面（ちめん）に一面（いちめん）に散（ち）って、門（もん）は開（ひら）かれることはない。
<End Translation>